一寸法师 是指日本童话故事《一寸法师》中主角的名字,也有讽刺的意思,指矮子。
民俗学者把具有特殊出生经历的英雄叫做“小人儿”认为他们是古代日本人信仰的重要物件。
就是说,只有这种具有神性的英雄,才能驱除可怕的鬼。
日本人喜欢这些故事,不单是由于古老的信仰原因,也是在体验一种非日常的“以小搏大”的神奇力量,即只有一寸的小小人儿或不到十岁的小孩子,却制伏比一般人还大还强的妖怪,真是厉害。
所以日本人自古一直怀着一种心理:喜欢那看似又小又弱的人打败又大又强的人《一寸法师》即其中一例。
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住すんでいました。
二人ふたりには子こどもがいなかったので、おじいさんとおばあさんは神かみさまにお願ねがいしました。
很久很久以前,在某个地方住着老爷爷和老奶奶。
因为两个人没有孩子,所以老爷爷和老奶奶向神祈求。
「神かみさま、親指おやゆびくらいの小ちいさい小ちいさい子こどもでもけっこうです。
ぞ、わたしたちに子こどもをさずけてください」
“神呐,请赐给我们一个孩子吧,就算只有拇指那么大也可以。”
请把孩子交给我们”
すると本当ほんとうに、小ちいさな小ちいさな子こどもが生うまれたのです。
ちょうど、おじいさんの親指おやゆびくらいの男おとこの子こで。
二人ふたりはさっそく、一寸法師いっすんぼうしという名前なまえをつけてやりました。
于是,真的生了一个小孩子。
刚好是拇指大小的男孩子。
两人马上给他起了名字叫“一寸法师。
ある日ひの事こと、一寸法師いっすんぼうしはおじいさんとおばあさんに、こんな事ことを言いいました。
「わたしも都みやこへ行って、働はたらきたいと思おもいます。どうぞ、旅たびの支度したくをしてください」
一天,一寸法师对老爷爷老奶奶说。
“我想去都城工作。请帮我准备行李。”
そこでおじいさんは一本いっぽんの針はりで、一寸法師いっすんぼうしにちょうどピッタリの大おおきさの刀かたなをつくってやりました。
おばあさんはおわんを川かわに浮うかベて、一寸法師いっすんぼうしの乗のる舟ふねをつくってやりました。
于是,老爷爷准备了一根针,大小刚好够做一寸法师的刀。老奶奶准备了一个碗浮在河里,做一寸法师的船。
「ほら、この針はりの刀かたなをお持もち」「ほら、このおはしで舟ふねをこいでおいで」
「はい。では、行いってまいります」
一寸法師いっすんぼうしは上手じょうずにおわんの舟ふねをこぐと、都みやこへと出でかけました。
“给,拿着这根针做刀”“来,用筷子做浆划船”
“好的,那我走了。”
一寸法师顺利地划着碗做的船向都城方向出发了。
そして都みやこに着つくと、一寸法師いっすんぼうしは都みやこで一番立派いちばんりっぱな家いえをたずねていきました。
「たのもう、たのもう」
「はーい。???あれ?」
到达都城后,一寸法师来拜访都城最富有的人家
“有人吗?有人吗?”
“来了!嗯?”
出でて来きた手伝てつだいの人ひとは、首くびをかしげました。
「おや、誰だれもいないねえ」
「ここだよ、ここ」
管事的人出来后歪着头看
“哎,没有人啊!”
“这里,我在这儿!”
手伝てつだいの人ひとは玄関げんかんのげたの下したに立たっている、小ちいさな一寸法師いっすんぼうしをやっと見みつけました。
「あれまあ、なんて小ちいさい子こだろう」
そして一寸法師いっすんぼうしは、その家いえのお姫ひめさまのお守まもり役やくになったのです。
管事的人在玄关的木屐下面看到了矮小的一寸法师。
“啊,好小的人儿啊!”
之后,一寸法师就成了这家公主的保镖。
ある日ひの事こと、一寸法師いっすんぼうしはお姫ひめさまのお供ともをして、お寺てらにお参まいりに行いきました。
するとその帰かえり道みち、突然とつぜん、二匹にひきの鬼おにが現あらわれたのです。
一天,一寸法师和公主一起去寺院参拜。
在回来的路上突然出现两个鬼。
「おおっ、これはきれいな女おんなだ。もらっていくとしよう」
鬼おにはお姫ひめさまを見みると、さらおうとしました。
“哦~这是个漂亮的女人。归我们了!”
鬼看到公主就要抢走。
「待まて!」
一寸法師いっすんぼうしはおじいさんにもらった針はりの刀かたなを抜ぬくと、鬼おにに飛とびかかりました。
ところが、
「何なんだ、虫むしみたいなやつだな。お前まえなんぞ、こうしてくれるわ」
鬼おには一寸法師いっすんぼうしをヒョイとつまみあげると、パクリと丸まるのみにしてしまいました。
鬼おにのお腹なかの中なかは、まっ暗くらです。
“住手!”
一寸法师拔出老爷爷给他带的刀,向鬼刺去。
但是鬼捏住了他
“什么啊,像个虫子。像你这种人,就得这样!”一下把一寸法师吞进了肚里。
鬼的肚子里一片漆黑。
一寸法師いっすんぼうしは針はりの刀かたなを振ふり回まわして、お腹なかの中なかを刺さしてまわりました。
これには、鬼おにもまいりました。
「いっ、いっ、痛いたたた!」
困こまった鬼おには、あわてて一寸法師いっすんぼうしを吐はき出だしました。
一寸法师拿着刀在鬼肚子里乱挥乱刺。
鬼疼得受不了
“疼、疼、疼疼疼!”
难受的鬼赶紧把一寸法师吐出来了。
「よし、今度こんどはわしが、ひねりつぶしてやるわ!」
もう一匹いっぴきの鬼おにが言いいましたが、一寸法師いっすんぼうしは針はりの刀かたなをかまえると、今度こんどはその鬼おにの目めの中なかへ飛とびこんだものですから、鬼おにはビックリです。
「たっ、たっ、助たすけてくれー!」
二匹にひきの鬼おには、泣なきながら逃にげ出でしてしまいました。
“好,这次让我来捏死你!”
另一个鬼说。一寸法师拿起刀向鬼的眼睛飞去,鬼大吃一惊。
“救、救、救命啊!”
于是两个鬼哭着逃跑了。
「ふん! これにこりて、もう二度にどと来くるな! ???おや? これは何なんでしょう、お姫ひめさま」
鬼おにが行いってしまったあとに、不思議ふしぎな物ものが落おちていました。
“哼!让你们吃点苦头,看你们还敢再来!哦?公主,这是什么?”
鬼逃走的时候丢下了一个神奇的东西。
「まあ、これは打うち出での小こづちというものですよ。トントンとふると、何なんでも好すきなものが出でてくるのです」
そこで一寸法師いっすんぼうしは、お姫ひめさまに頼たのみました。
「わたしの背せがのびるように『背せ出でろ、背せ出でろ』と、そう言いってふってください」
お姫ひめさまは喜よろこんで、打うち出での小こづちをふりました。
「背せ出でろ、背せ出でろ」
“哦,这是打出小锤。挥着锤子可以出现任何想要的东西。”
于是一寸法师拜托公主
“请您帮助我长高,说‘长高’‘长高’就可以了。”
公主非常高兴,一边挥动打出小锤一边说
“长高、长高。”
すると一寸法師いっすんぼうしの背せは、ふればふっただけグングンとのびて、誰だれにも負まけない立派りっぱな男おとこの人ひとになりました。
そして一寸法師いっすんぼうしはお姫ひめさまと結婚けっこんして、仕事しごともがんばり、大変たいへん出世しゅっせしたということです。
于是一寸法师的个子一点点长起来了,成了一个不输于任何人的英俊男子。
之后一寸法师和公主结婚了,他工作勤勉,非常出色。
· · · 感悟 · · ·
“世界如此之大,一寸如此之小。”但哪怕自己再微不足道也要葆有一颗正直的心、一股积极面对世界的勇气、一份努力改变命运的坚持,只有这样,当我们有所收获时,才会欢欣,才能安心,方显本性。
一寸法师的故事不仅是献给孩子的,更是创作给我们这些有过些许世事经历却尚未能读懂人生的成年人。
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